市販のものでもできる?巻き爪のケア方法!

627ebba69a3aab2c774ed5d7c0a3b5bd_s

風邪を引いたり、怪我をしたりした時、皆さん必ず一度は思うのは「自分でなんとかできないだろうか」ではないでしょうか?

仕事をしていたりすると、なかなか病院に足を運ぶのもできないという人もいるかもしれませんね。

それは、巻き爪も同様。

自身の足の爪は巻いているのには気付いてはいるけれど仕事がいそがしくて、なかなか受診ができないからなんとか自分でしたい!!という人も多いはず。

今回は自宅でできる巻き爪のケアの方法をご紹介します。

 

巻き爪の原因は何なの?

さて、そもそもなぜ巻き爪になってしまうのでしょうか。

「私、巻き爪になるようなことしていないのに!」とか「普通の生活していたのにどうしてなったのかしら・・・」と思う人もいるかもしれませんね。

巻き爪の原因として、下記のものが多く挙げられます。

・合わない靴
 窮屈な靴を履いていると、爪が両端から押されるので、皮膚を挟み込むように内側に巻いてしまいます。

・間違った爪の切り方
 深爪など、間違った爪の切り方で爪の両端を深く切り込んでしまうと、爪の角が皮膚に埋もれてしまい、地面を踏みしめたりすることで下からの強い力がかかった時にその力に対抗できず、爪が食い込んでいってしまいます。

・足の変形(外反母趾など)
 外反母趾など足に変形があると、爪は横や下からの圧力を受けやすくなり、爪に覆いかぶさるように軟部組織が厚くなります。それに押されて、爪が内側に巻いていくのです。

・指への打撃(重いものが直接指の上に落ちてくるなど)
 足や爪に直接打撃が加わると、爪周辺の皮膚が炎症を起こし、皮膚が盛り上がり巻き爪となります。

・水分量の低下
 体の水分が少なくなると、爪が硬くなります。乾燥した爪は縮むため爪の下層の柔らかい部分を巻き込み、巻き爪となっていくのです。

・巻き爪になりやすい体質の遺伝
 顔のつくりや骨格同様に、爪の形状も遺伝するため巻き爪になりやすい体質は遺伝します。ただし、巻き爪自体は遺伝はしません。

 

巻き爪を放っておくとどうなるの?

巻き爪を放っておくとどうなってしまうのでしょうか?

もし、あなたが巻き爪になり、そのうち良くなるだろうと放っておくとします。

すると、巻き爪の場合、爪が周囲の皮膚に強く当たっているので何かの拍子に小さい傷が出来る事があります。

そして、その傷が小さいうちに治れば良いのですが、そのわずかな傷にバイ菌がはいって感染すると『爪囲炎』となります。
 
『爪囲炎』が起こると爪周囲の発赤、腫脹、激しい痛みとなり、圧迫すると爪廓の下のわずかな場所からうみが出ます。

さらに放置すると大きな肉芽が形成され外科的処置が必要となってきます。
   
また、爪母(爪が形成される大事な部分)が障害を起こし、爪が2重になって出てきたり、「爪甲剥離症」という爪と爪の下の皮膚が浮いてしまう状態になる可能性もあります。

直接的ではありませんが、巻き爪の痛みによって歩き方が不自然になり足関節に始まり、膝、股関節、腰と各関節にも悪い影響が出る事があるのです。

そうなると、歩くことが困難になり最悪の場合、寝たきりになってしまうことだってあるのです。

爪とは小さなものですが、それくらい大きな障害を起こしてしまう可能性があるので、きちんとした対処が必要となるのです。

 

自宅でできる巻き爪ケア方法

巻き爪は、爪に皮膚の軟部組織が覆いかぶさってくるトラブルです。

それを防ぐために、爪と軟部組織の間にすき間を開けることがケアにつながります。

<用意するもの>
伸縮性のある2.5mm幅のテーピング
薬局やスポーツ用品店で購入することが可能です。

<テーピング方法>
①テーピングを5cmの長さに切り、接着面側ではないほうがつくように半分に折り曲げる。

②折り目の中央から縦方向に切り込みを入れる。

③その切り込みから指の爪を出して爪の端にかませ、爪の根元側の余ったテープを貼り付ける。

④左右にあまったテープを、指の腹に引っ張りながら巻きつける。

爪の際がはがれてきたら、テーピングの巻き替え時期です。

このテーピング方法は、痛みのある人は、テーピングをまいた瞬間から痛みが楽になります。

痛みの悪循環を断つので、軽い巻き爪であれば、この方法で治ることもあります。

 

痛みの応急処置法

巻き爪の痛みを緩和する誰にでもできる応急措置法があります。

<用意するもの>
脱脂綿や不織布

<やり方>
脱脂綿や不織布を米粒くらいの大きさに丸め、痛みのある爪と皮膚の間に挟みます。

小さすぎると効果がなく、大きすぎると痛いので、何回か試して大きさを調整するようにしてください。

ec880918536df8d1a4f89aba21186106_s

今回ご紹介した、巻き爪のケア方法は、あくまでも軽い巻き爪に限るケア方法です。

あまりにもひどい巻き爪や、炎症、出血などを起こしている場合は、けっして自分でどうにかしようと思うのではなく、早めに医療機関へいき処置をしてもらうようにしましょう。