こんなのもあるの?爪のトラブル!

みなさん爪のトラブルといえば何を思い浮かべますか?

大抵の方は、巻き爪と答えると思います。
しかし、実は爪のトラブルには巻き爪を筆頭に色んなものがあるんです。

自分の爪の形や色に違和感はあるものの、これが病気なのか分からないという人もいるかもしれませんね。

しかし、自分が見舞われているトラブルに気付かないのはとっても怖いことです。

今回はそんな爪のトラブルのことをしっかり知っていただきたいので、どのようなものがあるのかご紹介していきます。

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爪はなんのためにあるの?

皆さん爪はなんのためにあるかご存知ですか?

え、なんとなくあるのではないの?と思う方もいるかもしれませんね。

しかし、私たち人間の体にあるものは何かしらの役割があるからこそ着いているものであり必要ないものなどないのです。

では実際、爪の働きは何なのかというと、主な働きは次の4点です。

①指を保護する

②指の力を強くする

③指の触覚を鋭くする

④指の働きのバランスを取る

爪にはこのような役割があります。

ではもし、爪が無かったらどうなるのでしょうか?

例えば、手の指に爪がなかったら、指先に力が入りません。物をつかむことや、細かい作業が出来なくなってしまうのです。

では、足の指に爪がなかったらどうなるのでしょうか。

歩くときにつま先に力が入らず、足で地面を掴んだり、うしろに蹴ったりすることができず、バランスも崩れて、転倒しやすくなるでしょう。

足の爪とはとても小さいものですが、立ったり歩いたりするのに欠かせないとても大切なものなのです。

 

爪のトラブルの種類

爪のトラブル(爪病変)は大きく分けて4つあります。

多い順に
①巻き爪 ②陥入爪 ③爪白癬(爪水虫) ④肥厚爪

となります。

巻き爪以外聞きなれないものばかりですね。
一体どんな爪病変なんでしょうか、それぞれの特徴についてご紹介していきます。

 

 

①巻き爪

巻き爪、これは、皆さんよく耳にする言葉ですよね。

巻き爪の特徴としては、爪の端が内側にくるっと巻いて、爪がアルファベットの「C」状になったり、さらにひどくなると「O」状になります。

巻き爪になる原因としては、主に外反母趾や合わない靴の圧迫によって起こります。

さらに間違った爪の切り方も巻き爪となる要因となるのです。

巻き爪は普段は痛みがなくても、運動したり、長時間歩くことで靴が当たり痛むことがあります。

 

 

②陥入爪(かんにゅうそう)

陥入爪は巻き爪と同じく位、発症率が高い爪病変です。

陥入爪の特徴としては、爪が皮膚に食い込んで炎症を起こしているため、痛みがあり、赤くはれたり肉芽が盛り上がる状態です。

この陥入爪の一番の要因は「深爪」です。

爪を短く切りすぎると、爪が伸びてきたときに爪の押さえがきかなくなり、皮膚の軟部組織が上に隆起してきます。

すると、伸びてきた爪が軟部組織にぶつかって傷をつくり、陥入爪になってしまうのです。

 

③爪白癬

爪白癬とはいわば、爪の水虫です。
日本人の10人に1人は爪白癬をもっているといわれるくらい多い病気です。

特徴としては、爪が変色し、縦じわやでこぼこが目立つ状態となることです。

爪の水虫ではありますが、爪白癬はかゆみがなく、最初は爪の表面が黄色や褐色に変色していきます。

そして縦じわやデコボコが目立つようになり、やがて爪が白濁し、厚くなって、内部が空洞になっていくこともあります。

 

 

④肥厚爪

肥厚爪とは、その名のとおり爪が厚くなる病変であり、「厚硬爪甲」と「爪甲下角質増殖」の二つのタイプに分かれます。

①厚硬爪甲
爪全体が上に重なり、厚く、硬くなった状態のことです。

特徴としては、爪の色が混濁し、灰色から茶褐色、黒、緑色に変色していきます。

主な原因としては外傷によるものですが、深爪も原因となる事があります。

この厚硬爪甲を放置すると、爪が鉤型に湾曲してしまう恐れがあり、爪がカタツムリの殻のように爪が膨らみ、爪が前ではなく、後方へ向いてしまいます。

②爪甲下角質増殖
読んで字のごとく、爪の下の角質が増殖し爪底から爪が押し上げられ厚くなっていく状態のことです。

特徴としては爪と爪底との間にボロボロした角質がたまっていきます。

爪甲下角増殖は、爪白癬からなってしまうことが多く、窮屈な靴など、外部から強い圧力が加わったりした時にも起こります。

さらに、5指すべての指に発症する可能性がある病変でもあります。

 

rast

 

爪のトラブルについて紹介して行きましたが、あなたにあてはまる症状はありませんでしたか?

一番は爪に病変が現れる前に気付きケアをする事が大切です。

しかし、もし発症しているのであれば、自分自身が一体どのような病変が発症しているかというのを知る事が大切になります。

この記事を読まれたあなたも、自身の症状気付くきっかけができたと思います。

症状に気付けた今、ケアもしっかりしていきましょう。