巻き爪の原因と再発の危険性

巻き爪とはあ 足の親指の爪が変形して皮膚に食い込んで痛みが出てしまう症状です。 
原因は色々な説があります。
遺伝、運動の仕方、靴、などどれも確かに原因の一つにはなりえます。

 

113002

運動不足も原因?

 

最近の研究では運動不足も巻き爪に関係あると言われています。
今まで歩きすぎると巻き爪になるとは言われていましたが実際はお年寄りや、
事務職であまり歩かない人も巻き爪が多いのです。
これは歩きすぎよりも運動不足が原因という例です。

 

 

人間はある程度の負荷がかかる事で生活をしていけるようにできています。
膝や股関節なども重力を受けることで中から関節液という潤滑油が出てきてスムーズな
行動が可能になります。

 

負荷のかけ過ぎはいけませんが、必要な負荷もあると言う事です。
爪に関しても歩くことで下からの圧力がかかる事で爪が正しい状態を
維持できるようになりますが、この圧力がかからないと上からの爪の力で
食い込むように皮膚に入ってきてしまうのです。

 

 

人間は歩くようにできているのです。痛みが酷いときは無理は禁物ですが、
ある程度の運動は必要です。きちんとしたバランスでしっかり歩くようにしましょう!

 

 

爪だけの問題じゃない?

 

さて巻き爪は爪だけが原因ではありません。
先ほどの歩行や靴も結果として爪の変形を生む要因ですが
人間は体を無意識に庇うようにできています。
バランスをとることで生活ができるのです。
ですから内蔵やほかの部分をかばった結果、爪が変形したり痛みが出ることもあります。

 

 

例えば胃が痛いと前かがみでおなかを抑えるように
無意識に反射といって痛みを軽減しよう楽になろうという意識が働きます。
これがずっと続くと自分では戻せないようになってしまうのです。
これが歪みです。そうなると弱いところに痛みや症状が出てきます。
腰が悪い人は腰に、肩が悪い人は肩に、爪が弱い人は爪にでてしまいます。

 

 

 

これは巻き爪に限らず、O脚や外反母趾、肩こり、腰痛ほかの症状すべてに当てはまること
です。ですから痛みの部位だけでなく全体を見るという事が大切になります。

 

 

巻き爪の調整法

巻き爪の調整法は大きく分けて3つあります。

 

病院での手術 鬼塚式、フェノール式
爪を手術で切断して皮膚を縫い合わせたり、薬で爪が生えてこないようにする方法です。
矯正力は大きいですが、痛みを伴ったり、再発の可能性があるのがデメリットです。

 

プレート

プレートをつけて爪を補正する方法です。
見た目は一番目立たないのですが、これも再発の可能性があるのがデメリットですが
痛みは無く手術よりは自然に近い形で矯正することができます。

 

 

ワイヤー法

小さな金具のワイヤーで食い込んだ爪を引っ張って持ち上げる方法。
痛みも無く一番再発がない自然な方法です。
見た目が少しプレートよりも目立つのが唯一のデメリットです。

 

 

矯正後からの痛み

 

さて矯正をするということはどういうことかと言いますと
歪んでいた状態から正しいバランスに変化させると言う事です。
今までとは違うバランスになるということは、普段使っていない筋肉を使ったり
関節を動かして負担がかかったりということが起こる事があります。

 

靴を変えたら体の調子が悪くなったという方はいらっしゃいませんか?
これは靴を変えた事で歩き方やたち方に変化が起こり、足から上に不調が現れる現象です。

 

矯正をすると同じように好転反応という現象が起こる場合があります。
これは良くなるためにバランスが変わり一時的に体に不調が出るという現象です。
この場合は良くなる過程で出るので基本的には問題ないのですが
問題はバランスを変えた事で悪くなる場合です。

 

 

これは手術をしたときなどに顕著に現れます。膝を手術したら膝の痛みは治まったが
こんどは腰や肩などに痛みが出るようになったなどということがあります。
手術は特に急にバランスを変えるのでこういった症状が出やすいですし、
またメスを入れたところは戻すことができないので注意が必要です。

 

 

ですのでまずは体を切ったり、縫ったりしない
自然なものから始めてどうしても変わらないときに
手術をする順番をお勧めします。それの方が後々後悔せずに
良い状態をキープすることができるからです。

 

 

体に負担の無い矯正法

 

先の巻き爪の矯正に話を戻しますと、
手術以外のワイヤーやプレートはメスを入れないので
より自然な調整法と言えます。また同時に
体全体のバランスを見ながら調整することが再発を防ぎ、
他に負担をかけないための一番効果的な方法といえます。

 

体全体のゆがみを見ながら細かい調整をしていく。
これが本当に負担無く根本的に治していくために必要なことなのです。

 

 

巻き爪から開放されて快適な生活へ

痛みがあると無意識にかばったり、痛い部分を意識しすぎたりしてしまい
快適に生活することができません。人には必ず良い状態に戻ろうとする
力自然治癒力があります。地道に努力をすれば必ず元の痛みの無い生活へ戻れることでしょう!