あなたは知ってる?爪の役割!

生まれながらに指の先についているもの・・・爪。

あなたは爪がなんの為にあるか知っていますか?

なかなか、爪の役割について考えることはないとは思います。

今回はそんなあまり知られていない爪の役割についてご紹介していきます。

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爪の構造

では、はじめに爪の構造について説明していきます。

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①つま先

②爪溝 ・・・ 爪溝は爪の両脇にある溝のこと(爪はこの溝に沿って伸びる仕組みになっている)

③爪甲 ・・・ 私たちが「爪」とよんでいるところ

④爪床 ・・・ 爪甲と接触している皮膚の部分

⑤爪半月 ・・・ 爪半月とは、爪の根元に見える白い半月のこと

⑥爪上皮(甘皮) ・・・ 爪の根元を覆うようについており、菌の侵入を防ぐ役割

⑦爪母 ・・・ 新しい爪を産み出すために存在している

 

爪が伸びるしくみ

ではどのように爪はのびるのでしょうか?

まず爪母で表皮細胞が盛んに作られます。

この表皮細胞が次々と爪の根元に取り込まれていくことで
爪が伸びていく仕組みになっています。

健康な手の爪は1日に平均0.1ミリ伸び爪全体が生まれ変わるのは約半年といわれています。

足の爪はその2倍かかります。

1日で平均約0.05-0.08ミリ伸びるといわれています。

まるまる足の爪が全て生え変わるのは一年ほど要します。

 

爪の役割

では、爪はどのような役割をもっているのでしょうか。

①指を保護する
指先の骨は、指の途中までしかありません。
なので、地面から受ける下からの力を骨がないところでは指が直接受けてしまいます。
その骨のないところを爪が支えることで、指にかかる下からの力に反発できるのです。

②指の力を強くする
爪がなくては、地面からくる下からの力に指が対応することができず、歩く時に爪先に力が入らず、体重を支えることも難しくなります。

③指の触覚を鋭くする
触覚が鈍かった場合、地面のでこぼこなどを正確に把握することができません。
正確に把握することが出来ないということは、歩行時や立っている時にバランスをうまく取れなくなってしまうのです。

④指の動きのバランスをとる
バランスが取れない場合、体重を支えることができなくなるほか、転倒しやすくなってしまいます。
さらにバランスが取れていない状態で生活を送っていると、膝や腰などに負担がかかってきて膝痛や腰痛の原因にもなりかねません。

足の指に爪がなかったらと想像してみてください。

歩く時に爪先に力が入らず、足で地面をつかんだり、後ろに蹴ったりすることができません。

バランスも崩れて、転倒してしまいますね。

足の爪は小さくても、立ったり歩いたりするのに欠かせないとても大切なものなのです。

 

爪のケア方法

爪の重要性をお分かりいただけたと思います。

そんな爪もきちんとケアしておかなくては爪トラブルを起こしてしまう可能性があります。
爪トラブルとは、巻き爪や陥入爪、爪白癬などなど様々なものがあります。

一度爪トラブルを起こしてしまうと、なかなか改善に時間がかかってしまうものです。

しっかり、爪のケアを行い、爪トラブルを引き起こさないようにしましょう。

①爪の周りを歯ブラシで洗う
まずは軟らかい歯ブラシを用意します。
石鹸をしっかり泡立ててやさしくブラシします。
指と指の間、爪と指の間などは、白癬菌などに感染しやすいところでもあるのでしっかりその間を丁寧に洗いましょう。

②綺麗に洗い流す
しっかり爪の間まで洗った後は、一本ずつ丁寧に洗い流します。
泡が残っていると皮膚トラブルを引き起こす原因となってしまいます。

③水分をよく拭き取る
洗った後はしっかり拭き取りましょう。
水分を残したままにしておくと、水分が蒸発する時に、爪の表面の必要な水分まで一緒に蒸発してしまい、だんだん割れやすい爪になってしまいます。
また、水分を残すことにより、菌等が繁殖しやすい環境となってしまいます。

④保湿をする
乾燥した爪は、トラブルの原因になってしまいます。
主な保湿クリームをいくつかご紹介します。

・尿素入りクリーム
尿素には、たんぱく質である角質を分解する作用があります。
かたくなった角質やがさがさに乾燥した角質をなめらかにします。
※ただ、ささくれのように傷になっているところなどに使うと染みたりするので注意する必要があります。

・キューティクルオイル
浸透性の高い爪専用のオイルです。
爪から失われた油分を与えて保湿します。

⑤正しく爪の切り方
指の先端と同じか、やや長めに切り、両端の角は少し丸めるように切って整えます。

指の骨は指の途中までしかありません。
歩いた時に骨がない部分の指の押さえになるのは爪なのです。
その押さえになる爪がなければ、指はどんどん盛り上がってきてしまい、生えてきた爪がその指に刺さってしまう原因となってしまうのです。

 

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爪の役割お分かりいただけましたでしょうか??

爪は身体の中でとても小さなものです。
しかし小さいのに私たちの体を支える重要な役割をしてくれています。

爪を大切にして、爪トラブルに困らないようにしていきましょう。